こんにちは、K6keruです!
この記事を見ているということは、程度は違えどカメラを嗜んでいたり興味がある方だと思います(^^)
カメラが趣味の人にとって、カメラバックはカメラと同じくらい好みが分かれるのではないでしょうか?
かくいう私もちょっとこだわりがあり、1年くらい気に入るカメラバックが見つかりませんでした(笑)
今回はそんな私がようやく出会えたカメラリュック、NYA-EVOのFJORD-26(フィヨルド26)のレビューをしたいと思います!
カメラバックにちょっとでも興味がある方の参考になれば幸いです(^^)
(本記事の情報は2021年8月15日時点でのものです。)
NYA-EVO FJORD 26
求めていたカメラバック
記事の冒頭でも少し書きましたが、私は1年ほどカメラバックを探していました。
なぜ1年もの間探していたかというと、なかなか気に入るものが見つからなかったためです。。
私がカメラバックに求めていたものとしては主に、
- リュック型
- カメラを容易に取り出せる
- 街中でも使える
という3点です。
まず1つ目のリュック型が良かった理由としては、私が風景写真を良く撮り登山にも行くためです。
肩掛けカメラバックなども世の中にはありますが、アウトドアとの相性を考えるとあまりよくありませんからね。
2つ目にカメラを容易に取り出せる点については、誰しもがカメラバックに求めることだと思います。
問題はカメラへのアクセスの方法で、ほかにバックに入っているものが邪魔にならないようにできればいいなと思っていました。
最後の3つ目の街中でも使えるというのは、(個人的に)ミリタリーバックっぽい無骨な感じではなく普通のリュックのようなデザインがいいなと思っていました。
どうしてもカメラバックは黒っぽい色が多いですからね。ここら辺は好みが出ると思いますが(笑)
上記3つの要望を満たすカメラバックがなかなか見つからない中で(主に3つ目のせいですがw)、ネットサーフィンをしているときに見つけたのが、NYA-EVOのカメラバックでした!
出会ったNYA-EVOのカメラバック
突然ですが、NYA-EVOというブランドをご存じでしょうか?知っていたら凄いです(笑)
NYA-EVO(ニアイーボ)は「GO FURTHER(より遠くへ)」というコンセプトを持ったノルウェー発のカメラバックブランドです。
旅行好きの元アウトドアブランド勤務の方が創業者で、冒険者・探検家・クリエイター向けのカメラバックを作るという考えのもと「FJORD(フィヨルド)」シリーズが生み出されました。
ちなみにフィヨルドとは、北欧に見られる氷河の浸食によってできた峡湾の地形を差す言葉です。
このFJORDシリーズのカメラバックは言ってしまえば、
世界中を旅する冒険家が、アウトドアブランドの仕事で身に着けた知識と技術を使って作った「僕の考える最強のカメラバッグ」なのです!
私は偶然にも下の動画を見つけて、気が付いたら購入ボタンを押していました(笑)
ちなみにFJORDシリーズには主に3つのタイプ、「FJORD 60-C」「FJORD 36」「FJORD 26」があります。
それぞれの数字はリュックの容量(リットル)を表しています。
私は今回、街歩きにも使えるサイズということでFJORD 26-Sを購入したので、そのレビューをしたいと思います(^^)
FJORD 26-S
今回私が購入したのは、FJORD 26-Sです。
SはSports(スポーツ)の頭文字から取られていて、街歩きだけでなくアウトドアにも使用できるようにするためのアタッチメントが付いています。
NYA-EVOの公式サイトで注文しました。
余談ですが、海外からの輸入になるのでFedExさんにお世話になりました。
注文してから3日くらいで届いたので結構早いなという印象でした。
届いた袋(右)と中身はこんな感じ。
中身について一つずつ紹介していきます。
FJORD 26 シティーモード
私が今回購入したのはFJORD 26の白です。ほかにもいくつか色違いがあります。
アウトドアで使うにあたって白は汚れやすい色でもあるのですが、街中でもつかうことや、何よりフィヨルドという名前の由来を考えるとやっぱり白がいいなと思い選びました(^^)
ちなみに何もアタッチメントが付いていない上の画像をシティーモードと呼ぶそうです。
NYA-EVOのロゴマークもしっかり書いてあってかっこいいですね!
表面の素材は簡易防水素材になっています。
後述しますが、防水カバーも付属されているので雨が強い場合はそちらを使う感じになると思います。
側面の画像です。
両側に比較的大きめの伸縮するボトル入れポケットがあります。
また登山などの用途にも使用できるよう水チューブを差し込むことができる穴があります。
カメラリュックの背中側です。
ソフトタッチの速乾ニット素材が使用されており、手触りがいい柔らかめの感触です。
肩にかける2本のショルダーハーネスには、取り外し可能なチェストストラップがデフォルトで付いています。差し込む穴によってストラップの位置も変えられます。
街中で使用する際にはチェストストラップは無くても問題ないため、取り外せるのはありがたいです。
外側にはポケットが付いており、Y字の分かれる部分くらいまでの10cmほどの深さです。
そこまで大きなものは入れることはできません。

外側から開けた時の中身はこんな感じ↑
小さな黒い袋はレインカバーです。
防水ジッパーがバックのそこまで続いているので、かなり大きく開くことができます。
中にはタブレットやノートPC(15インチくらい入る?)を入れる用のポケットもついています。
カメラリュックには軽い金属のフレームが入っており、バックがつぶれないようになっています。
カメラを入れてもバックの形が歪みにくいのでいいなと思いました。
後述するカメラソフトケース(RCI)を入れた際に区切るための仕切りが中についています↑
マジックテープで止める方式です。実際に入れてみた写真はこの後また紹介します。
カメラソフトケース(RCI)
FJORDシリーズには専用のカメラソフトケース、Removeable Camera Insert(RCI)があります。
サイズはS, M, Lあり別売りです。
FJORD 26では他の物を入れるスペースを確保することを考えると一番小さいもので問題ないと思いSを購入しました。
RCI-Sの中身をすべて展開すると上の画像のようになります。
カメラソフトケース本体と仕切りが5枚(小1・中3・大1)は入っていました。
本体と仕切りはマジックテープで固定することができ、自分のカメラ機材に合わせて空間の大きさを調整できます。
私を試しに機材を(たくさん)入れてみた写真↑
参考までに入っているものは、
- Olympus OM-D 10(標準レンズ)
- Sony α7 mark iii + Sony SEL20F18G
- 自由雲台
- Sony 28-75 mm 標準レンズ
- フィルターケース + レンズウォーマー
です。
ちょっとした小旅行には十分な量だと思います。
RCI-Sを実際にFJORD 26に入れてみた様子↑
基本的に背中側からカメラにアクセスすることになります。
背中側からのアクセスのメリットとしてはカメラの保護と、リュックを下ろしたらそのままを取り出せることが挙げられます。
RCI-Sを入れた状態でリュック正面を開けた様子↑
バックの容量のおよそ60%ほどをRCI-Sが使用するため、残りは40%ほどですが、1・2泊くらいの衣類は入ります。
後述する外側に付けることが可能な「メッシュアタッチメントパネル」を使用すればもう少し荷物を載せることも可能です。
RCI-Sについてですが、ソフトケースの蓋が外れるタイプと外れないタイプ(Black type)があり、前者の方がFJORD 26本体には入れやすいと思います。
オプション:スポーツパッケージ
今まではシティモードの説明でした。
FJORDシリーズにはスポーツパッケージというアタッチメントが別売りされており、それを使用することでアドベンチャーモードにすることができます(名前聞くだけでワクワクする)
これを付けることでアウトドアでも活躍するカメラリュックに進化します!
スポーツパッケージには、
- ストレッチ素材のジッパーポケット付きウエストベルト
- 上下のギア取り付け用ストラップ(2本)
- メッシュアタッチメントパネル
の3種類が含まれています。
まずウエストベルトのジッパーポケットについてですが、これが地味にありがたい。
スマホやカードケースが入るくらいのちょうどいいサイズのため、登山や長距離移動の際にかなり重宝します。
またウエストベルトとFJORD 26本体は背中のクッションの穴に通してマジックテープで止めるだけなのでとても簡単に装着可能です。
ギア取り付け用ストラップはカラビナのような器具でリュックに固定できます。
リュックを開ける際はサイドリリースバックルを外します。
このストラップは三脚などを持ち運ぶ際に大変重宝します。
メッシュアタッチメントパネル以外を装着した時の様子↑
一気にアウトドアリュックでも使えるスタイルになりました!
ちなみにメッシュアタッチメントパネルを付けるとこの写真のようになります↑
ある程度伸縮するのでリュックに入らないものも背負うことが可能になります。
ちなみにギア取付用ストラップとウエストベルトはFJORD 26以外の36と60ではデフォルトで付いており、取り外すことができないのでご注意を。
FJORD 26-Sを1カ月使ってみて
FJORD 26-Sを1カ月ほど使ってみました。
先に結論から言うと、最初の方で述べた私の要望にほぼ完ぺきに応えてくれる最高のカメラリュックでした!
もちろん気になる点もあったのでそちらも述べたいと思います。
良かった点
様々な場面で使える
このFJORD 26は本当にいろんな場面で使えました。
ちょっとした街歩きのスナップから登山にまで様々な状況に対応します。
一緒にいた友人も、このリュックからカメラを取り出すと、
「それ、カメラバックなの??」
とみな口をそろえて驚いていたので面白かったです(笑)
見た目よりも軽い(1.5kg)のでどこにでも持っていけます(^^)
サイズが丁度いい
FJORD 26はサイズ感がとてもちょうどいいと感じました。
大体26リットル入る設計なのですが、カメラ本体とレンズ2本、充電器などのアタッチメント、あとは他に持っていくものを入れると、残りのスペースは多すぎず少なすぎず絶妙です。
もちろん用途によって持ち物の量は変化しますが、ほかのカメラバックに比べて私はこのサイズ感が気に入りました。
パーツの取り外しが可能
FJORD 26のパーツのほとんどは取り外すことができるため、無駄を減らすことができるのも魅力ですね。
カメラリュックは多機能な分、普段使いには向かないものも多くあります。
ギアストラップやウエストベルトすら簡単に取り外しができるのは、地味ですがとてもありがたいと感じました。
気になる点
登山での蒸れ
FJORD 26を実際に登山で使ってみて気になったのは背中の蒸れです。
本場の登山のザックは、背中とザックの間に空間があり蒸れにくい設計になっているものがあります。
そういう特化した場面では、やはり登山用のザックに軍配が上がるかもしれないと感じました。
お試しができない
これはこれから購入を検討する人向けの話ですが、NYA-EVOは海外ブランドのためお試しで背負ってみることが難しいです。
リュックは実際に背負ってみて分かることも多いと思いですし、お試しで購入するには少しハードルの高い値段だと思います(^^;
もし友人にNYA-EVOのカメラリュックを持っている方がいたら、あなたは本当に幸運です。ぜひ試しに触らせてもらってください。
もしそんな都合のいい友人が居ない場合は、私のように勇気をもって購入しましょう(笑)
FJORD 26-S まとめ
今回はNYA-EVO FJORD 26-Sについてレビューをしました。
FJORD 26-Sの特徴をまとめると
- 洗練されたデザイン
- 街中から登山まで活躍可能
- リュック型で背中からカメラにアクセスできる
- 26リットルのサイズ感が最高
などが挙げられます。
今のところ1カ月ほどの使用ですが、前よりもカメラを使うのが楽しくなりカメラを持って外に出ることが多くなりました!
他のサイズのFJORD 36やFJORD 60もそのうち購入したいなーと思っていたりします。
この記事がここまで読んでくださった方のカメラバックを選ぶ判断材料になれば何よりです(^^)
使用等などはTwitterで聞いていただければ幸いです。
ではまた!
FJORD 26-Sを背負って金時山を登った話↓