【映画大好きポンポさん】フィルム化クラファンに参加!アニメを通じてフィルム映画の魅力を知る!

その他

こんにちは、K6keruです!


今回は、兼ねてより参加していた映画大好きポンポさんのクラウドファンディングについてのレポートです!

このすきゃんぷというサイトは主にアウトドアとカメラ関係の話が多い中、なんで映画?という感じかもしれません。

その理由は、

単純に私が語りたいからです笑

分割キーボードの記事の時もそんなノリでしたねー。でもまぁここだけの話、ノッて書けている記事の方が伸びるんですよね笑。(基本ノッてる時しか記事は書けてませんが)


話が逸れましたが、今回は映画大好きポンポさんのフィルム化クラファンに参加してみたレポートです。

一応、映画のネタバレは無しで知らない人も分かる記事になっているので、良かったら読んでください。


以下本文↓

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映画大好きポンポさん フィルム化

映画大好きポンポさん とは?

簡単に作品の紹介を。
(と言いつつこの記事をわざわざ見にくる人は既に作品を知っている人が大半でしょうが笑)

映画大好きポンポさん』(えいがだいすきポンポさん)は杉谷庄吾【人間プラモ】先生が原作の漫画作品です。

漫画大賞2018で10位と漫画ファンの間では話題の作品でした。

2021年6月には劇場アニメが公開され、この記事を執筆している同年11月時点でも未だに公開している根強い人気のある作品です!



映画製作が主題の作品になっていて、映画ファンやクリエイターには是非是非観てほしい作品です!

内容に触れるとこの記事が超長くなりそうなのでまたの機会に。

とりあえず12月にブルーレイが出るから買おうね!


フィルム化クラウドファンディング

さて、そんな映画大好きポンポさん(以下ポンポさん)ですが、劇場公開1ヶ月後くらいにフィルム化のクラウドファンディングの話が持ち上がりました!


デジタル化がどんどん進むこの時世において、フィルム化をしよう!という企画が立ち上がったのは今考えても結構すごいことだと思います。


このツイートを見た30分後には、クラウドファンディングのサイトで応援購入をしていました笑

ちなみに購入したBコースは、

(1)ポンポさんからの御礼メッセージ
(2)フィルム制作レポート(Makuakeメッセージで配信)
(3)フィルム版上映ご招待
(4)フィルム現像トークイベントご招待

といった内容です。

普通のプランと違い、フィルム現像トークイベントがついています
(後述しますが、これがめちゃくちゃ楽しかった!)


クラウドファンディングは無事に目標を大幅に達成しました!

MAKUAKEより



いざ試写会へ!

東京現像所

10月某日。場所は東京現像所。

いよいよクラウドファンディング達成により完成した「フィルム版 映画大好きポンポさん」を見る日がやってきました!

東京現像所は1955年に、当時のカラー映画の需要に応えるべく設立された由緒ある映画用フィルムの現像所です。

日本国内で16mmフィルム・35mmフィルムの映画フィルム現像が行える数少ない拠点の一つだそうで、今回のクラウドファンディング企画にも尽力していただいたらしいです。


第2試写室

今回、フィルム版ポンポさんを見た部屋は東京現像所 第2試写室でした。

ちなみに東京現像所の試写室は、スタッフ初号などに利用されていて、普段は私のような一般人は入れない場所です。

一映画ファンとしては、このような場所で映画を見ること自体が最高の贅沢です(^^)


第2試写室内

第2試写室内はこんな感じ↑

試写中は写真のスクリーン前方の机と椅子は無く、試写後のトークイベントで使われました。

座席はコロナ禍の配慮により1席空き。

座席は完全にランダムだったのですが、今回私は前列の方に座ることができたので最高でした!


フィルム版 映画大好きポンポさん

かくしてフィルム版 映画大好きポンポさんを見てきたわけですが…



めちゃくちゃ良かった!!!!!!!!!!


もっと気の利いた表現をしろよって感じですが、率直な感想なんです。

見終わったあとは自然と拍手してました。

クラウドファンディングに参加してよかったーと思いましたね!


まぁこれだけだと何が良かったか分からないと思うので、自分の備忘録も兼ねて良かった点をいくつか挙げていきます。

(以下文章のみです。すみません。)

色がやわらかい

デジタル版とフィルム版で何が大きく違ったかと聞かれたら、まず「色!」と答えます。

フィルム版ポンポさんは、全体的に色、特に黒輪郭が柔らかい印象で背景ととてもよくなじんでいたように見えました。


またこれは上映後のトークイベントで出た話題なのですが、色が柔らかく感じる要因として「フィルムに光を通して投影しているため自然な遠近感に感じる」という話が出ました。

デジタル版では直接光をスクリーンに投影していますが、フィルム版は間にフィルムというレイヤーを通過する分、色が柔らかくなるのかもしれません。

つまり、デジタルは発光体、フィルムは透過、という違いですね。


物理的な立体感

フィルム版は映像に自然な立体感を感じたように思いました。

これはおそらく、フィルムというものが色の違いや濃淡をフィルム上の厚みで表現しているためだと思います。

フィルム上で色が厚く塗られているところは光の透過率が低く、色が薄く塗られているところはその逆ということですね。



この点でもトークショーで面白い話が聞けました。それは、

「金髪がフィルムだと難しい」

というもの。

これはどういうことかというと、金髪の鮮やかな濃淡をフィルムで再現しようとすると、フィルム上で物理的に塗りの厚さを変えて表現することになります。

ここで問題なのが、塗りを厚くすると光の透過率が下がり、金髪の透き通った鮮やかから離れてしまうというジレンマが存在することです笑。

フィルム版製作の際も色の調整を何度も行って苦労したという話を聞くことができました。



暗いところの方が塗りを何段階にも分けるため色合いが鮮やかになる点は、デジタルと真逆で面白いですよね(^^)



パンチ穴

パンチ穴を見ることができたのもフィルムならではの体験でした!


ちなみにパンチ穴を一応説明しておくと、フィルムを交換するサインです。

今回の映画は1時間30分の映画ですが、それを一本のフィルムにするととても大きくなってしまいます。

そこで映画を6本のフィルムに分割して2台の映写機で3本ずつ交互に流すことで絶え間なく映画を上映します。

その際、映写機の切り替わりのサインに使用されるのがパンチ穴です。直接フィルムに穴をあけます。


通常はネガフィルムを使用するためパンチ穴は黒いことが多いですが、、今回の試写会ではポジフィルムの上映だったためパンチ穴は逆に白色になります(ポジフィルム・ネガフィルムについてはここでは割愛。)

この白色のパンチ穴はとてもレアだそうで…またいい経験させてもらいました笑



あとフィルム映画といえば縦に線が一瞬入ったり、白や黒の小さな丸い点がスクリーン上に現れるイメージを持っている人も多いと思いますが、

これは何度もフィルムを使用したことによる摩耗や、セルロイドの静電気でゴミがポジフィルムに焼き付いて生じるものだそうです。

今回使用したフィルムはまだ上映回数も少なかったため、それらの線や点は少なめ印象でした。



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まとめ

今回は、フィルム版 映画大好きポンポさんのクラウドファンディングに参加してみた話でした!

もともとポンポさんの映画自体、個人的には2021年に劇場で観た映画の中で一番好きだったのですが、この作品との出会いによりフィルム映画のこともすることができました。

本当にこの作品に出会えて幸運です

ポスター

上の写真は、この日試写会に参加した人たちの寄せ書きです。

みなさん心待ちにしていたことが良く分かります(^^)


今回製作されたポンポさんのフィルムは、別の機会にも劇場で上映される可能性があるそうです。

この記事を読んでもし興味を持ったらぜひフィルム版ポンポさんを観に行ってみてください!


クラウドファンディングに参加すること自体、今回が初めてでしたが自分の好きなものに出資するのは楽しいですね。とてもいい経験をすることができました!



もし映画大好きポンポさんをそもそも見たことがない人は是非観てください。

きっと映画を映画館で観たくなると思います(^^)


ではまた。



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