【スノーピークとモンベル】アメニティドームとムーンライトテント 両方使った感想

キャンプ関連

こんにちは、K6keruです。


今回はスノーピークとモンベルのロングセラーのテントについてレビューしたいと思います。

スノーピークはアメニティドーム S、モンベルはムーンライトテント 3型です。

どちらも長い間キャンパーさん達に愛されている名作テントです。

二つのテントを使って比較した際、個人的にそれぞれの良かった点を挙げると

スノーピーク アメニティドームの長所:

  • 広く感じるドーム状の内部
  • 何かと便利な広い前室
  • 付属品が充実

モンベル ムーンライトテントの長所:

  • 設営が非常にカンタン
  • 使い分けできる二つの前室
  • サイズが豊富


それぞれのテントについては長所だけでなく、少し不便に感じた点も含めてさらに詳しく紹介したいと思います。

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スノーピークとモンベル

私がキャンプを本格的に始める前、キャンプ(アウトドア)用品を扱っているメーカーで知っていたのは、スノーピークとモンベルくらいでした。

スノーピークはおしゃれキャンプの代名詞、モンベルは登山からキャンプまでアウトドア全般を扱っているイメージ。

キャンプを本格的に始めるようになって、スノーピークとモンベルの有名なテントを両方使うことができ、それぞれのキャンパーさん達に長く愛される理由があるのだなと思いました。



現在、私が持っているテントはモンベルのムーンライトテント3型で、スノーピークはアメニティードームMを一度ヘッドクォーターズキャンプフィールドで使用しました。

それぞれについては以下の記事で書いています。


アメニティドームについては実際に使用したのはサイズがMですが、ムーンライトテント3型と比較するためにアメニティードーム Sを比較対象にしたいと思います。

あくまで今回はアメニティードームとムーンライトテントの比較のため、共通する利便性については省略します。

基礎スペック比較

スノーピーク アメニティドーム S

対応人数:3人
重量:5 kg
フレーム数:4本
ペグ本数:18 本
メーカー希望価格:29,800円

モンベル ムーンライトテント3型


対応人数:3人
重量:3.8 kg
フレーム数:1本
ペグ本数:10本
メーカー希望価格:32,800円


スノーピーク アメニティドームの長所と短所

長所:広く感じるドーム状の内部

個人的にアメニティドームは、ムーンライトテントよりも空間が広く感じました。これはまぁアメドのMサイズをしようしたためかもしれませんが。

アメニティドームはフレームを4本使用してテント内部を可能な限り広げています。文字通りドーム状の空間です。

そのためアメニティドームSはムーンライトテント3型に比べて、テントの端に行っても広く感じると思います。また、ドームSの方が3型よりもテントの高さも高いです。


長所:便利な広い前室

アメニティドームは前室の空間が広く便利です。

アメニティドームは4本のフレームのうち2本をテントのメイン部分、2本をテント入り口と全室に使用しています。

この2本のフレームが重要な役割を果たしており、前室を広くするとともに複数の入り口ができるようになっています(フロントパネルとサイドドアパネル)。

フロントパネルを下げたままサイドドアパネルを開けたり、両方を開けたりといったように用途に合わせて色々な使用方法があるのが特徴です。

これはアメニティドームの全サイズにおいて共通しています。

長所:付属品オプションが充実

アメニティドームの特徴として、付属品の種類が充実していることが挙げられます。

付属品としては、

などがあります。

個人的にですが、特にいいなと思ったのはインナーマットですね。冬場の雪中キャンプで使用しましたが、あまり地面からの冷気は感じませんでした。

また前述した前室をさらに生かす手段としてフロントパネル跳ね上げ用ポールがあるのも魅力的だと思います。

このように豊富なオプションと洗練されたデザインが、アメニティドームが長い間愛される理由なのだと思います。


短所:少しだけ設営が大変

あくまでムーンライトテントと比べた時の話ですが(重要)、アメニティドームは少しだけ設営が大変です。

アメニティドームを設営するためには、計4本のフレームを組み合わせ、ペグダウンを18回近くする必要があります。ムーンライトテントと比べるとどうしても大変に感じます(そもそも比較対象が悪いかもしれませんが笑)。一応補足しておくと、フレームは色分けされているので手順を間違えることはあまりないです。

ペグダウンだけでなく、フレームに対してフライシートを固定するためのジップテープを巻いたりする回数も多いので、ペグダウン回数以上の設営の大変さがあります。

ついでに言うと、アメドは張り綱も貼る必要がありますね笑


まぁ慣れればそこまで気にする必要はないと思いますが、アメドの機能美の裏には設営手順の多さが含まれていることだけは知っておいた方がいいかもしれません。



モンベル ムーンライトテントの長所と短所

長所:設営が非常にカンタン

ムーンライトテントの一番の長所は、テント設営が非常にカンタンなことです。

そもそもムーンライトテントという名前は、月明かり(ムーンライト)の中でもカンタンに設営ができることからつけられています。

アメニティードームSはフレームを4本組み合わせて設営するのに対し、ムーンライトテント3型は1本しか使用しません。サイズの大きい5型以上でもフレームは2本です。

またペグダウンをする回数もムーンライトテント3型は10本で足ります。

フライシートをフレームに固定する際も、フックをカチッとはめるだけなので非常に簡単です。

キャンプにおいて設営は醍醐味の一つですが、設営で疲れてしまうこともあります。その点、ムーンライトテントは素早く設営(および撤収)ができるため非常に優秀です。


長所:使い分けができる2つの前室

ムーンライトテント3型は前後対称(シンメトリ)構造のテントです。

そのため、前室が2つあります。前室と後室といったほうがいいかもしれません。

どちらも空間サイズは同じため、後室を設営後の荷物置きにして前室で調理などをするスペースとして使い分けることが可能です。

また夏場はどちらも開け放つことで、前からも後ろからも出入りすることができます。


長所:サイズが豊富

ムーンライトテントは1型から9型まで全6種類あります(1,2,3,5,7,9)。

それぞれテントのサイズが違っており最小で1人、最大で9人まで対応可能です。

つまり用途に対して選べる選択肢が充実しています。

参考までにアメニティドームと比較すると、アメニティドームはS,M,Lの3種類のみで、一番サイズの大きいLでも6人までの対応となっています。

豊富なサイズバリエーションも、ムーンライトテントが長く愛されてきた理由の一つだと思います。

(2020/2/15追記)

ムーンライトテント1型と2型がリニューアルされ、新たに4型がラインナップに追加されるようです。

ムーンライト2型は今までの3型に形状がかなり近いですね。

ムーンライト2型


短所:付属品オプションなどは少なめ

ムーンライトテントの個人的な短所としてはテントの付属品の種類が少ないことです。あくまでアメニティドームと比較してですけどね。

ムーンライトテントの付属オプションとしては、グラウンドシート、フライシートの色、タープなどが挙げられます。

アメニティドームの方の付属品のバリエーションと比べると、少しだけ物足りなさを感じました。

また2020年にはモンベルもテントの販売方式を少し変更して、テントをパーツ販売するようになりました。

このおかげで破損してしまったパーツのみ購入することが可能になりましたが、それぞれの在庫量によっては入手が難しくなっているものもあります。グラウンドシートはもう販売しないんでしょうかね?


(2020/2/15追記)

ムーンライトテント1、2、4型が新たに2020年発売されるようです。

今までなかったインナーシートも販売するようなので、冬のキャンプもムーンライトテントで行きやすくなりそうですね。
https://webshop.montbell.jp/goods/disp.php?product_id=1122692


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まとめ 

今回は、スノーピークのアメニティドームとモンベルのムーンライトテントを比較しました。

どちらのテントも多くのキャンパーさんから長い間使用される理由があるのだと感じました。

個人的な感想としては機能性はアメニティドーム、設営の簡便さはムーンライトに軍配が上がると思います。

ある程度機能性の違いはあるので、用途に合わせて使い分けできたらいいなと思います。

多分好みで分かれる部分も多いので、ぜひ両方使用できる機会があれば是非使ってみてください。


ではまた。


関連記事です。

ムーンライトテント3型のレビューです↓

スノーピークのアメニティドーム Mを使用した時のキャンプレポです↓

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