こんにちは、K6keruです。
今回は3月に発売されたSOTOの新作ガスバーナー、
マイクロレギュレータストーブ フュージョントレック (SOD-330)
が良さそうなので現時点の情報をまとめてみました。
カタログスペックは、
- 軽量(182g)で大鍋も使用可能
- OD缶使用
- 使用時間が長い(約1.5時間)
と言った感じ。
対抗馬としては、SOTOのStormBreaker(ストームブレイカー SOD-372)と言ったところでしょうか。
上記のカタログスペックだけでいうと新作のフュージョントレックはストームブレイカーよりも優れた部分も多いです。詳しいカタログスペックでの比較は記事の後半で行なっています。
詳しくみていきたいと思います。
SOTO フュージョントレック SOD-330
SOTO
SOTOは新富士バーナー株式会社のアウトドアブランドです。
もともと親会社の新富士バーナーは工業用バーナーなどを取り扱っており、ガス・火などの分野のノウハウがあり、それらがアウトドア用品に応用されています。
SOTOは主に登山、キャンプ用のガスバーナー・調理器具・ランタン・燻製用品などを製作しています。
余談ですが、キャンプ漫画ゆるキャン△でも、主人公のしまりんの使用しているガスバーナーはSOTOのマイクロレギュレーターストーブ ウィンドマスターが使われています。
SOTOの新作 フュージョントレック SOD-330

2019年にレギュレーターストーブ FUSION(フュージョン) ST-330を発売したSOTOですが、2020年3月中旬にはその後継機となるマイクロレギュレーターストーブ FUSION Trek(フュージョントレック) SOD-330が発売されました。
後継機とは言っても、違う点は数多くあります。
例えば、新作のフュージョントレックはOD缶を使用します。(フュージョンはCB缶)。
OD缶はCB缶よりも、火力・耐寒性能が高いという特徴があります。
ついでにお値段も高いです。。(CB缶100円に対し、OD缶500円くらい)
そのため今回のフュージョントレックはどちらかというと、標高の高い山や冬のキャンプでより活躍するタイプですね。
SOTO フュージョントレックのスペック比較
新作のフュージョントレックのスペックを、SOTOの従来製品のフュージョン(ST-330)とストームブレイカー(SOD-372)の2つと比較してみます。
この2つは、
- ホース付きバーナーである
- マイクロレギュレーター搭載
- 新作のフュージョントレックと似た部分が多い
などの理由から選びました。
カタログスペック比較

フュージョントレック
- 重量:182 g
- 燃料:OD缶
- 使用時間:約1.5時間
- 発熱量:3.3 kW
- ゴトク径:16 cm
- 価格:税別9000円
フュージョントレックの優れたスペック
【軽量性】
フュージョントレックの重量は182gのため、従来の2製品と比較するとかなり軽量性に優れていることがわかります。コンパクトになるのも魅力です。
よく使用されるSOTO製のOD缶 SOD-725の重量が約385gであることから、実際に持っていく場合はおよそ560gほどになる計算になります。
軽量なガスバーナーの比較対象としては、同社のウインドマスター(SOD310)が67gですが、こちらはゴトク径が小さく大鍋などは乗せることができません。
フュージョントレックの重量で、大鍋を乗せることができるのは大きなメリットだと思います。
【燃焼時間】
フュージョントレックの燃焼時間は、OD缶を使用して約1.5時間というカタログスペックです。
まず去年発売したフュージョンと比較すると燃焼時間は共に1.5時間ですが、実際はOD缶の方が火力が強く、短時間に加熱することができると考えられます。そこまで考慮に入れると、同じ使用回数だとフュージョントレックの方が継続して使用できるかと思います。(その代わりOD缶の方がCB缶よりも値段が高いです)
OD缶を使用できるストームブレイカーと比較した場合、OD缶使用時の燃焼時間は新作のフュージョントレックに軍配が上がります。一方で、ガソリン燃料を使用したストームブレイカーの燃焼時間は1.6時間なので、わずかにストームブレイカーの方が勝ります。
総合するとフュージョントレックの燃焼時間はそれなりに優れたスペックだと言えると思います。
フュージョントレックの気になる点
【着火方法】
フュージョントレックは点火装置は装備していません。そのため、点火の際はライターやガストーチを使用する必要があります。ちなみにストームブレイカーも点火装置はありません。
CB缶を使用するフュージョンは、圧電着火方式を採用しているため単体で着火することが可能です。この部分が従来型のフュージョンを使用するメリットでもあります。
【ゴトク径と足の本数】
フュージョントレックのゴトク径は16cm、足は3本と他の2つのガスバーナーに比べると小さいです。(その分軽くなっているとも言える。)
ゴトク径に関しては、一番大きいストームブレイカーでも17cmなのでそこまで大きな差に感じられないかもしれません。しかし、大きな鍋を乗せる際はこの1cmの差が安定性に微妙に効いてきます。
ゴトクの足の本数はフュージョントレックは3本でストームブレイカーと同じです。CB缶を使用するフュージョンは4本でより安定します。
個人的に気になるのは、ゴトクの形状です。接地面が広いストームブレイカーの方が安定しそうな気もしますが、ここら辺は実際に使ってみないとわからなそう。
まとめ
今回は、2020年3月中旬に発売されたSOTO マイクロレギュレータストーブ フュージョントレック (SOD-330)について紹介しました。
現時点ではカタログスペックでしか比較することができませんが、待望のOD缶専用ホース付きのガスバーナーなので欲しい人はかなり多そう。というか私も欲しいw
従来のCB缶を使用するフュージョンや、高規格のストームブレイカーとも差別化できそうなので、使用場所や用途に合わせて使い分けることができそうです。
また続報が入り次第追記します。
<今回取り上げたSOTO製品>
ではまた。
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