こんにちは、K6keruです。
今回は、チタンマグを直火にかける時の注意点と、焦げた場合の対処法についての記事です。
なぜこんな記事を書こうかと思ったかというと、私がチタンマグを直火にかけてガッツリ底が焦げたためです笑

我ながら間抜けすぎる…
今一度、直火にかける時に注意点を書き留めたいと思います。
今回の話を先にまとめると、
注意する点としては、
- シングルウォールマグであることを確認する
- 中身を入れすぎない
- 取っ手部分のやけどに注意する
- 焦げやすい液体は入れない
焦げた場合、
- 重曹を水に溶かして沸騰させ、汚れを落とす
なお今回の記事は基本的に、スノーピークのシングルウォールチタンマグについて話します。
またマグカップの直火加熱を推奨しているわけではないので、直火加熱する場合は自己責任でお願いします。
直火にかける時の注意点

ここではチタン製マグカップを直火にかける際の注意点をいくつか説明します。
なお、私が使用しているものはスノーピークのシングルウォールチタンマグのため、スノーピーク製品の話に偏ってしまう部分もあるのはご容赦ください。基本的には、どこの製品でも言えることを書いてあります。
1. シングルウォールチタンマグであることを確認
これは一番最初に確認してください!
チタンマグには大きく分けて、シングルウォールとダブルウォールがあります。
シングルウォールは壁が薄く軽量性に優れます。
ダブルウォールは中身の液体の保温性に優れます。
シングルウォールのチタンマグは、壁が一枚のため直火加熱が可能と言われています
(メーカーが推奨しているわけではありません。スノーピークは非推奨としています)。
一方でダブルウォールのチタンマグは、その名の通り壁が二重になっています。
2枚の壁の間には空気の層があります。この空気の層が保温効果を生み出しています。
ダブルウォールのチタンマグを加熱した場合、この空気の層が熱膨張してしまいます。
どれくらい熱膨張するかというと、150℃の空気は0度の時よりもおよそ体積が1.5倍になります。
そのため、最悪の場合ダブルウォールのチタンマグが破裂する恐れがあります。

事故につながるので、メーカーは間違って加熱しないよう、
シングルウォールマグも直火を非推奨としていることが多いです
2. 中身を入れすぎない(吹きこぼれ注意)
シングルウォールのマグは、比較的熱が伝わりやすいです。
またマグカップのため、容量もそこまで大きくありません。
そのため、短時間で中身が沸騰するほど熱くなる場合があります。
吹きこぼれると火傷の原因になるため、中身は気持ち少なめの方が良いです。
3. 取っ手部分のやけど注意
スノーピークのシングルウォールチタンマグの取っ手は、直火加熱をした場合かなり熱くなります。
加熱直後に取っ手を触ると、十中八九やけどします。
おそらくスノーピークは取っ手によるやけど防止のために、シングルウォールマグカップも直火非推奨にしているのだと思います。
直火加熱する場合は、少し取っ手が冷えるまで待つか、耐熱性の手袋を使いましょう。
4. 焦げやすい液体は入れない
直火で加熱する場合、焦げやすい液体を入れないようにしましょう。
焦げやすい液体とは、牛乳や砂糖水などです。

私はホットココアをしようと思い、牛乳を加熱してやらかしました(^_^;)
温めた牛乳などを使いたい場合は、焦げ付きにくいコッヘルなどでゆっくりと別で温めたものをチタンマグに移した方が懸命です。
どうしてもマグカップで加熱したい場合は、弱火かとろ火でかき混ぜながら加熱しましょう。
焦げた場合の落とし方
ここからは、私の実体験(という名の愚行)を元にチタンマグの中身を焦がした場合の対処法を書きたいと思います。
チタンマグの底が焦げた


はい、見事に焦げています
ちなみにこの写真は、ある程度落とした後に撮ったものなので一番最初は底が真っ黒でした笑。
焦げ落としに使用した道具

上の写真からわかるように薬局で売っているものばかりです。
歯ブラシはたわしでも代用できますが、金属表面を傷つけすぎる可能性があるのであまり固すぎないものの方がいいかもしれません。(チタンは表面の膜がある程度再生するので問題ないといえば無いですが)
真ん中の白いキューブはゲキ落ちくんです。
これに水をつけてこするだけである程度の汚れは落とすことができる優れものです(^ ^)
あとは重曹を使用しました。
お酢を加熱して焦げを取る方法もあったのですが、今回は重曹を使いました。
チタン以外の材質のものはこのサイトを参考にするといいと思います。
焦げ落としのBefore After

焦げ落としの様子です。
重曹を水に溶かし、沸騰するまで加熱をしています。
本当は容器の中身に重曹を溶かした水を入れて容器を加熱した方が手っ取り早いです。
そして、浮いた汚れをゲキ落ちくんとブラシで軽く擦った結果がこちら↓
Before After

なんということでしょう!
あんなに汚れていたチタンマグが綺麗に!
茶番は置いておいて、かなり綺麗になりました。ちなみに外側も重曹で汚れを落としたのでピカピカです。
まとめ
今回は、チタンマグを直火にかける際の注意点と、中身が焦げた時の対処法についてでした。
中の液体を温めなおすのに便利なシングルウォールのチタンマグは、使い方を間違えなければ寒い日のキャンプの優秀な味方になります。
また今回の焦げ落としの話はシェラカップなどにも応用できるので、焦げた際は試してみてください。
ではまた。
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